部屋が片づいていないから、なんとなく落ち着かない。でも、それは本当に部屋のせいなのでしょうか。何か別のことで気持ちがざわついていて、その影響が空間にも出ている。そんなふうに感じる時もあるかもしれません。
考え始めると、部屋が原因なのか、気持ちが原因なのか、どちらが先なのか分からなくなってしまう時があります。片づけの問題なのか、心の問題なのか。その境目が曖昧なまま、なんとなく苦しさだけを抱えて過ごしている。
もしかすると、同じような状態に心当たりのある方もいるかもしれません。
片づけなきゃと焦る気持ちが強い時、動けなくなってしまう理由については、こちらの記事でも触れています。
▶︎ 片づけなきゃと焦る時に動けなくなる理由
部屋が原因なのか、気持ちが原因なのか分からなくなる時
部屋が整っていないと、なんとなく落ち着かない。反対に、気持ちがざわざわしている時ほど、部屋の乱れが気になってしまう。こうした感覚は、どちらか一方が原因というより、いくつかの要素が重なって起きていることがほとんどです。
そのため、「片づけさえすれば落ち着くはず」「気持ちの問題だから我慢しよう」と単純に割り切ることができず、余計に苦しくなってしまうこともあります。
片づけの話をしているつもりでも、考えているうちに気持ちのことばかりが浮かんでくる。あるいは、気持ちを整えようとしているのに、部屋の状態が気になって頭から離れない。
こうした行き来を繰り返す中で、「結局どちらが原因なのか分からない」という感覚だけが残ってしまう時もあるのではないでしょうか。
分けなくていい時もあります
片づけの相談を受けていると、「まずは気持ちを整えないといけませんか?」と聞かれることがあります。でも実際には、部屋と気持ちをはっきり分けて考えなければならない、という決まりはありません。部屋に少し手をつけることで気持ちが落ち着く時もあれば、気持ちを言葉にすることで、自然と空間の見え方が変わっていく時もあります。
大切なのは、どちらが正しいかを決めることではなく、今の自分にとって無理のない入口を選ぶことです。「今は片づけから始められそう」「今日は気持ちの話をしたい」。その時々で入口が変わっても構いません。整える過程は、一直線ではなく、行き来しながら進んでいくものだからです。
分からないまま、立ち止まってもいい
原因が分からない状態は、不安に感じやすいものです。早く答えを出さなければ、何かを決めなければと焦ってしまうこともあります。
でも、「分からない」と感じている時は、それだけこれまで何度も向き合おうとしてきた証でもあります。向き合ってこなかったことは、そもそも悩みになりません。
すぐに答えを出そうとせず、今は分からないまま立ち止まることも、整えるための大切な時間です。焦らずに見ていくことで、あとから少しずつつながってくることもあります。そのプロセスそのものが、今の自分を知る手がかりになることもあるのです。
分からない時は、無理に決めなくていい。
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