「捨てるのが苦手」「捨てるものがない」「何から捨てていいのかわからない」「まだ使えるのに捨てるなんてもったいない」なら、「期限切れの食品」と「開封済みの食品」から捨ててみませんか?
もったいないからと言って、腐った食品を食べて体調を崩してしまったら本末転倒!
ご高齢の方や小さなお子様、免疫力が落ちている時には命に関わる場合もあります。
この機会に、すべての食品の期限を確認し、「残すモノ」と「捨てるモノ」にわけましょう。
「残すモノ」はストックがわかりやすいように収納します。
「捨てるモノ」はお住まいの市町村などのルールに従って捨てるようにしてくださいね。
残すか捨てるかの判断基準はぜひ以下を参考にしてみてください。
食品の賞味期限と消費期限について
捨てる目安のひとつになるのが賞味期限や消費期限。
食品の賞味期限と消費期限の違いをご存知でしょうか。
賞味期限=「おいしく食べることができる期限」
消費期限=「安全に食べられる期限」
この期限はどちらも袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合の期限です。
開封済みなら、期限内でも早目に食べるようにしましょう!
未開封でも、期限を過ぎると味が落ちたり、成分が分離したり、油がまわることがあります。「今週中には食べる!」などの期限を決めて、目立つ場所に置き、それまでに食べなかった場合は潔く捨てましょう。
処分をおすすめする食品
腐った食品
危険です。食べたらお腹を壊す可能性大です。
お総菜やお弁当についていた調味料
捨てずに取っておいても増える一方ではないでしょうか?
お刺身を買った時についていた「わさび」。
次回買った時にまた付いているので捨てても大丈夫です。
お弁当に付いていた「からし」や「ソース」も同じです。
もったいないなら、料理の時に使いましょう!
いつ開封したか覚えていない調味料
覚えていないということは…半年前?1年前?もっと!?
賞味期限内でも、一度開封したら味や品質は落ちていきます。
必ず見た目やにおいなどを確認してください。
少しでも不安があれば処分をおすすめします。
なかなか減らない調味料
新しいメニューに挑戦しよう!と買ったけど、一度使ったきりの調味料はありませんか?
使い慣れない調味料はなかなか減りません。
すぐにはっきりと答えられないのなら処分しましょう。
特にお土産でいただいた外国の調味料って使いづらいですよね。
味の想像ができないし、使い方がわからないと気軽に使うことができません。
使ってみたいならすぐに使い方を調べて使ってみましょう。
お土産でいただいた外国のお菓子やインスタント食品
実は…私もお土産によく買います。正直、日本人の口には合わないものが多いです。
家に食べ慣れたお菓子やインスタント食品があれば、味を知っているそちらを優先して食べますよね。
捨てるのがもったいないなら、ぜひ今日のおやつにどうぞ。(職場に持って行って配るのもいいかも。)
気が乗らないなら、お気持ちだけいただいて処分しましょう。(ごめんなさい。)
湿度に弱い乾物
正しい保存方法なら日持ちする乾物ですが…正しい保存されていますか?
旭化成のホームページには次のように書かれています。
もともと水分を減らしているため、乾物は吸湿しやすいもの。「サランラップ®」や「ジップロック®ストックバッグ」などを利用して防湿につとめましょう。梅雨時や夏場は、低温で乾燥した冷蔵室環境で保存すると、虫もつきにくく安心です。
掲載ページURL:https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/preservation/dry_food/
このように、正しい保存をしていないなら、処分をおすすめします。
次に新しく買った時には正しく保存しましょう。
間違った保存方法の粉もの
小麦粉や片栗粉などの正しい保存方法をご存知ですか?
日清製粉のホームページのQ&Aには次のように書かれています。
Q:小麦粉は開封後、どのように保存したらよいですか。
A:直射日光があたらず、極端に高温や湿気がたまりやすい場所でなければ、真夏でも常温での保管ができます。冷蔵庫での保管は、結露による固まりやカビの発生、冷蔵庫内のにおいがうつってしまうことがありますので、おすすめはしておりません。開封後は湿気や、虫害、においの移りを防ぐために、しっかり開け口を閉め、密閉できる容器に入れ、できるだけ早めに使い切りください。
Q:天ぷら粉やから揚げ粉は。開封後どのように保存したらよいですか。
Q:お好み焼粉やたこ焼粉は、開封後どのように保存したらよいですか。A:高温多湿の場所、直射日光を避けて保存してください。開封後は虫害による健康被害を防ぐため、必ず袋口を輪ゴム等でお閉めになり(チャック付の場合は袋口のチャックをお閉めになり)、冷蔵庫に保存し、お早めにお使いください。においの吸着を防ぐためには密閉容器に入れることをおすすめします。
掲載ページURL:https://www.nisshin.com/customer/faq/purpose05.html
保存方法によっては、未開封の場合でもダニやカビの温床になっていることも。
しかもパッと見ただけではわからない…。恐怖です。
ダニがわいていた場合、火を通してもアレルゲンは残ります。
正しい保存をしていないなら、処分をおすすめします。
次に新しく買った時には正しく保存しましょう。
何年も冷凍庫に保存しているもの
「冷凍すれば何年でも食べられる」と信じている方もいますが大きな間違いです。
まず「霜がついているもの」、「冷凍焼けしているもの」、「パッケージが膨張しているもの」は処分しましょう。
冷凍食品の賞味期限は「未開封で-18℃以下で保存した場合においしく食べることができる期限」のことです。賞味期限は、長くて1年くらいのものもありますが、冷凍庫の開閉などで-18℃以下を保つことが難しいです。
2~3ヶ月以内を目安に食べるようにしましょう。
期限切れなのに捨てられないなら
期限切れだけど食べられる、捨てるのがもったいないなら
自分で期限を決めてください。(自己責任で。)
そして、ほかの食品とは別に、目立つ場所に保存してください。
自分で決めた期限までに食べなかったら今度こそ処分しましょう!
もったいないなら食べる・料理に使う
食品は時間とともに味が落ち、いずれは腐ります。
もったいないなら期限内に食べましょう。
また、期限内に食べきれないほど買わないように意識することも大切です。
いただきもののお酒やワインなどがたくさんあるけど、お酒は飲まないという方は、大勢が集まる機会などに手土産に持って行くと喜ばれるかもしれません。
奮発して料理に使うのもオススメです。
お総菜やお弁当についていた調味料も目立つ場所にまとめておき、料理に使ってしまいましょう。
さいごに
期限切れの食品がまったくないという家庭はほとんどないと思います。
京都市が平成20年度に実施した調査では、4人家族が1年間で食べ残した食品の購入費は平均して6万円だそうです…。
特売で安く買って節約するのもいいですが、食品ロスをなくせば、毎月5千円の節約ができることになります。
特売で200円の食品をを150円で買ったら50円の節約になります。
でも、食べきれずに捨ててしまったら150円損します。
そもそも買わなければ150円の節約になります。
実は、買わないことが一番の節約です。
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